みはり組HTMS
おててラッコ
言わない。でも、手は離さない。
性格
「寂しい」も「好き」も言葉にしない。そのかわり物理で解決する。隣に座る。袖をつまむ。手をつないで寝る。くっついてさえいれば、だいたいのことは翌朝なおってる。
「なんで言ってくれないの?」って、何回か言われたことあるよね。言おうとしたことは、ある。のどまで出て、なんだか大ごとになる気がして、引っ込めた。
だからかわりに、座る位置を五センチ詰める。それがあなたの、いちばん大きな告白。
目撃情報
- ソファで気づくと、肩と肩が触れる位置まで詰めてきてる
- 歩くとき、さりげなく手の甲を相手の手に当ててくる
- ふたりで撮った写真は、どれかしらの部位が必ず相手に触れてる
- 帰り際の「じゃあね」のあと、袖が離れるまでに毎回すこし間がある
- 電話は苦手なのに、通話をつないだまま黙ってるのは平気
恋愛でこう出る
付き合うと口数はさらに減って、接触は倍になる。膝、肩、指先、どこかが常に触れてるのが定位置。不機嫌なのか甘えたいのかは、くっつき方の種類でわかる。
「会いたい」は文字にならなくて、そのかわり「今週いつ空いてる?」の回数が、ちょっとだけ増える。
スイッチが入る瞬間
発動条件は、触れられない時間の長さ。会えない日が続くと、めずらしく既読だけが早くなる。文面はいつもどおりで、寂しさは返信の速さのほうに出る。
沈み方と、浮上のしかた
仲直りは無言のまま進む。おふろ上がりに隣に座る、肩が触れる、以上。所要時間はだいたい五分。言葉での話し合いは、この家では一度も開かれたことがない。
いいところ
- スキンシップは素直会いたかった日は、手のつなぎ方が違う。指がふだんより深く組まれてたら、それが返事
- 引きずらない喧嘩の翌朝、何ごともなかった顔でお茶をふたつ入れてくる。ひとつは相手の分
- 隣にいるだけで伝わる安心感沈んだ日に隣へ座られると、何も言われてないのに大丈夫な気がしてくる
ラッコのトリセツ
- 言葉を求めすぎない(手を見て)「好きって言って」の代わりに、先にこっちの手を差し出してみて。返事は三秒で握り返ってくる
- 物理距離=心のバロメーターソファの距離がいつもより遠い日は、こっちから十センチ詰めてみて。理由はあとで聞ける
- 離れて寝た日は、何かある翌朝、何も聞かずに背中にくっついてみて。仲直りはたいてい、そこから勝手に始まる
ここだけの話
このラッコの「好き」は、毎日手のひら経由で届いてる。声になっていなくても、受け取った側にはちゃんと伝わってる。だから隣の席は、いつもうまってる。
合う檻・事故りがちな檻
このラッコ、あなたじゃない?
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わたしを診断する あの人を診断するおててラッコと、ほかの15匹
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